何蕎麦?

ノーグルメブログ

2択

こんにちは。

 

数年前に定食屋さんに行った時のことです。

 

そこの定食屋さんはおいしいです。

餃子が看板メニューですが、他のメニューもだいたい美味しいです。

 

友人のBさんとハマって何度か行きました。

 

Bさん「トイレに行ってくるからカキフライ定食頼んでおいて」

    私「わかりました」

 

トイレから戻り

Bさん「注文できた?」

    私「はい」

   「ソースかタルタルソースか選べましたが、ソースにしましたよ」

Bさん「えっ?なんで??(怒)」

    私「嘘です」

          「タルタルにしましたよ」

 

Bさんはタルタルソースが好きです。

私はカキフライを注文しませんでしたが、ソースかタルタルソースなら絶対タルタルです。

普通のソースとタルタルソースでタルタルを選ばない人っているのだろうか。

 

カキフライやエビフライの時

タルタルソースってこの上ないです。

チキン南蛮なんてタルタルソースのための食べ物だと思っています。

 

これを2択にする必要があるだろうか。

あえて普通のソースを傷つける必要はあるのか。

皿にタルタルを添えておいて、別でソースを持ってきてくれたらいいかもしれない。

 

他のものに勝ち目はあるのか。

 

究極の2択らしいカレー味のあいつか、タルタルか。

金の斧か、タルタルか。

愛か、タルタルか。

頭から食べるか、タルタルか。

ビアンカか、タルタルか。(ドラゴンクエスト 天空の花嫁

タルタルかタルタル以外か…

 

けっこう負けてましたね。

 

私が悩む2択は、

本は一度きりか、何度も読むかです。

数年前までは、読書は一回こっきり派でした。

 

理由は、内容がわかっている本を何度も読むよりも、新しい本を読みたいと思っていたからです。

 

しかし、数年前から本の種類にもよりますが、何度も読む派です。

同じ本を数年おいてまた読んでみたり、すぐに繰り返し読んでみると色々発見します。

 

期間をおくと単純に内容を忘れている時もありますが、

推理小説じゃなくても、恋愛系やコメディ系などにもタネや仕掛けがあって

小説の縦文字の中に色んなものが隠されていて読むたびに発見があります。

 

読者に気づかせる伏線はもちろん、最後まで触れないけど、その設定が軸というようなワクワクが隠されていたりします。

 

何度読んでも見つけられないような巧みなミステリーがたくさん。

 

だから読書は楽しいです。

 

内容をなぞって、まんまと落とし穴に落とされて、階段を上らされてゴールするだけでも楽しいというのに。

たくさんの宝探しようなプレゼントもついていたりします。

 

そして人は生きていればみんな歳をとるし、考えは変わってきたりします。

楽しみ方もまた増えて、好きな作品は何度読んでも楽しい。

 

一回こっきりだなんてもったいないと気づきました。

自分の中の2択は簡単に覆ります。

 

タルタルソースも風向きが変わる時がくるかもしれません。

 

読んでいただき、ありがとうございました。