いくつになってもスピッツ草野さんの歌詞はすごいと思います。
こんにちは。
小説や映画って読んだり、観たりする年齢や状況によって同じ作品なのに受け取り方が違ったりしますよね。
20代に読んだ小説を30代に読んでみたら全然違う話のようだったとか前回よりすごく感動したとか、ジブリの映画でこんな話だっけ?とか私はよくあります。
ここで疑問が。
読者である私。鑑賞者である私。
私が年を取るように、小説の作者や映画の製作者も年を取る訳です。
作者たちは年齢を重ねてその作品に対する変化はあるのだろうかって思います。
私が大好きなスピッツ。
「運命の人」という曲に
余計な事は しすぎるほどいいよ
っていう歌詞があります。
作詞・作曲 草野正宗さん
実際に草野さんがどういう意味合いで書いた歌詞かわかりませんが、
これは私の人間関係のテーマになっています。
若い頃は、とことんやってやりましょうと私は勝手に解釈していました。
若い時って勢いで何でも上手くいく時ってありますよね。
失敗とか人の目とか気にならなかったり。
10代、20代前半の頃はやりたいことはやった方がいいし、人間関係も思ったことは伝える方が関係は良好な気がしました。
だけど30代半ばにもなると、若い時と違って
相手が放っておいてほしい時もあると理解しています。
年齢によって人との関わり方って変わってきますし、何事にも慎重になってきます。
自分がしてほしいことが必ずしも相手のしてほしいことではないっていうのも段々とわかってきます。
だけど、お節介とわかっていても伝えたいことも、言わなければ伝わらないこともあります。
運命の人は1997年11月に発売されたので今から約23年前。
草野さんが29才の時です。
今年53才になる草野さんは年齢とともに考え方が変わったりするのか…
とても興味深いです。
最初から「余計なこと」って
言ってしまうブラックさと現実感。
20代にして
…さすがです。
私には余計なことの境界線が今でもわかりません。
余計 必要な度を越えてむだなこと。
むだをし過ぎる。
30代の私が聴くとこれもまた面白いです。
人生や対人関係の適量がわかれば苦労しませんが
今の私はこの難しさに振り回されているのかもしれません。
いつかこの経験も自分の糧になればいいですが…
40代、50代、60代、70代…になった時にまた何を感じるのか楽しみです。
20代の草野さんは何を思って作詞して、当時の詞をどう思うのか…
今度草野さんがやっているラジオにこの質問を送ってみたいくらいですが
草野さんは歌詞の解釈はそれぞれ自分の感じとったままにという方なので
これは完全にしない方がいい「余計なこと」です。
知りたいけど、知りたくないことなんですよね。
好きなバンドや作家の方々は私には届かない存在ですから。
答えはない方が一生魅了されるんでしょうね。
読んでいただき、ありがとうございました。